左利きを矯正することについて!
ニイナです。
今回は『左利きを矯正すること』について書こうと思います。
性格や環境などによって、一人一人受け取り方は様々だと思います。
私個人が思ったことなので一例として受け止めて下さいね。
当時の時代背景は!
私が4歳か5歳くらいの頃だと思います。
当時の時代背景としては左利きを矯正するのはよくあることだったみたいです。
私の親世代やもっと上の世代はお箸は右手で持つようにするのが普通で、左利きを矯正しないのはしつけがなってないと捉えるようなところもある時代だったように思います。
右利き社会で、今のような左利きアイテムがたくさんあるわけでもなく、右手が使える方が便利だろうとか困らないようにという思いや、
人にしつけがなってない子だと思われないように、子供のことを思ってこその矯正だったと思います。
当時の時代背景からして親が私の左利きを矯正しようと思ったことは自然といえば自然だったのでしょうね。
どんな感じの矯正だったのか?
私の場合、まずお箸と鉛筆だけは右手で持てるようにしようと思ってたようです。
左手で持っていたら、右手に持ち替えるようにうながされる感じでした。
でも、左を使ってしまうので右手の甲に『○』左手の甲に『×』と書かれたことがありました。
その時、私が感じたことは!
私としては、なんで左じゃダメなのかが納得できませんでした。
無意識に左を使ってしまうのに左は『違う』とか『間違ってる』とかほんとに意味がわかりませんでした。
親からしたら悪気はなく目印のために書いた手の甲の『○』『×』。
それがほんとにイヤでした。
あの時の気持ちを言葉にすると、『屈辱的』
人格を全否定されたような
悲しい気持ちになっていました。
泣きながら手を洗って目印を消しました。
それからは手に目印を書くことはなかったです。
このやり方は良くなかったと親も思ったのでしょうね。
習字教室に通って矯正する!
習字教室に通う事になりました。
家での矯正は失敗に終わったのですが、やっぱり字は右で書く方が周りの大人に、私がやいやい言われなくてすむだろうと
親の私のことを思う気持ちからだと思うのですが、習字教室に通うことになりました。
習字教室では、すんなりと右手で鉛筆を持つのを受け入れたので無事に字は右で書けるようになりました。
なんですんなりと受け入れることが出来たのかというと
家で親に勉強を教えてもらうより塾に行って他人に教えてもらう方がストレスなく出来るのと同じ感覚です。たぶん。
お箸は、家で自分で意識して右で持ち続けるとなんとかできるようになりました。
習字のおかげで右手をうまく使えるようになってきていたのかも知れませんね。
矯正された結果は!
お箸と字を書くことは右手でできるようになりましたが
スプーンや包丁、ハサミとかほかの動作については真剣に矯正されてないので、主に左手を使うことのほうが多いです。
道具や動作によって使う手を変える《クロスドミナンス》になってますね。
そしてこの矯正のマイナスな影響として《左右盲》になってしまったのだと思います。
クロスドミナンスでどっちの手も使うから、
頭の中で《使う方の手=右》という図式は成立せず、混乱するんだと思います。
ちょっとびっくりしたこと!
同じ左利きの友達の中には矯正されたことがないという人もいたこと!
親の考え方によっては世の中には矯正しない選択肢があったことにびっくりしました。
当時の私は、「私のあの屈辱的な矯正はなんだったんだ!」と思いましたね。
これから矯正を考えている人へ!
子供さんの左利きを矯正したいと思っている親のみなさん。
今の時代、矯正する子のほうが少ないです!
しつけがどうこうだとかは言われないと思います。
左利き用のアイテムもたくさんあるし、左利きで活躍してる大人もたくさんいるので自然のままでいいような気がしますよ。
もし、右手で使うほうが便利だと思ったら自分で自然にそうすると思います。
もし矯正するなら子供さんのストレスにならないように、楽しい雰囲気でできるといいなと思います。
以上、私の矯正について思うことでした。
参考になりましたら幸いです。
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